組み立て・使用方法
症状別使用方法
このページでは、一般的にかかりやすい代表的な耳鼻の症状と、症状別アスピレーターM20の使用方法をご紹介します。
中耳炎
中耳炎とは中耳に起こる炎症の総称です。
中耳は耳と鼻をつなぐ耳管によってつながれているので、鼻や喉が感染すると、耳管を通じて耳も感染してしまうことがあります。何らかの原因で、耳まで感染し、炎症を起こしているのが中耳炎です。
痛みを伴う場合と痛みを伴わない場合があり、細菌感染が原因の場合とウィルス感染が原因の場合など、感染経路も様々です。
中耳炎の主な症状
・耳が痛い
・音が聞こえにくい
・頭痛
などです。
子供の場合、どこが痛いのか説明出来ないので、機嫌の悪さが主な症状になることもあります。
テレビの音量調節ができる年齢で、不必要に音を大きくしたがる場合や、耳だれが出る時も、中耳炎を起こしている可能性があります。
代表的な中耳炎
- 急性中耳炎
- 鼻の細菌が耳管を通って中耳に移行し、膿汁(のうじゅう)が中耳にたまります。
小児に多発する中耳炎です。
理由は、この年齢の耳管(じかん)は太く直線的なので、鼻や喉の細菌が中耳に行ってしまうためといわれています。
中耳に膿汁がたまると 発熱とともに鼓膜を内側から圧迫するため、激しい耳痛(じつう)が生じます。 - 滲出性中耳炎 (しんしゅつせいちゅうじえん)
- 「滲出(=滲み出す・しみだす)」という言葉の通り、中耳に水が溜まった状態の中耳炎です。
鼻水がいっぱいで、耳管から空気の通りが悪くなることなど、何らかの理由で耳管の通りが悪くなることで起こります。
滲出性中耳炎は、耳の聞こえが悪いといった自覚症状が出ます。
長くほおっておくと、真珠腫性中耳炎(しんじゅしゅせいちゅうじえん)の誘因になるという考えもあります。 - 真珠腫性中耳炎 (しんじゅしゅせいちゅうじえん)
- 慢性中耳炎の状態が続き、鼓膜の外耳側の上皮が、中耳に入ってしまって起こるのが、真珠腫性中耳炎です。
中耳だけでなく、内耳まで影響することがある、難治性の慢性中耳炎です。
中耳炎へのアスピレーターM20の使用方法
中耳炎の予防方法は、鼻水を溜めずに、こまめにかんだり吸い取ってあげることです。
吸引してあげるだけで中耳炎にかかりにくくなるので、アスピレーターM20を使って頻繁に吸引してあげてください。
また、中耳炎にかかっている場合、鼻洗浄はお勧め出来ません。
鼻づまり
鼻づまりの原因となるのは、感染症、鼻炎、鼻中湾曲症などの鼻の構造的な問題、ポリープ、薬剤性など様々ですが、まだ小さな子供の場合、鼻水が上手にかめないことが原因の場合が多いです。
特に、赤ちゃんは大人よりも鼻水の分泌が盛んで、鼻を自分でかめないので、鼻づまりを起こしやすいです。
対処法としては、親が直接口で吸って出してあげる方法や口で吸うタイプの鼻水吸引器で吸ってあげる方法、電動の吸引器で吸ってあげる方法があります。
親が口で吸ってあげる方法は、口の中の雑菌が鼻に入ってしまう危険性があります。
口で吸うタイプの鼻水吸引器で吸ってあげる方法は、吸ってあげる人も一緒に感染してしまう危険性がありますので、電動吸引器のような、衛生面でも安心な吸引器を使われることをお勧めします。
鼻づまりへのアスピレーターM20の使用方法
赤ちゃんやお子さんの鼻づまりは、頻繁に吸引してあげることですっきりすることが多いです。
特に、お風呂上がりの吸引は、鼻水が出てきやすいのでお勧めです。
大人の方の鼻づまりには、重曹食塩水で行うアスピレーターM20を使った鼻洗浄がオススメです。
重曹には抗炎症作用も、抗菌作用もあるので重曹食塩水を使った鼻洗浄をオススメします。
アスピレーターM20を使った鼻洗浄について、詳しくは「お子さんでもできる鼻洗浄」をご覧下さい。
お子さんでもできる鼻洗浄副鼻腔炎(蓄膿症)
感染やアレルギーが原因で、鼻の粘膜が腫れ、鼻の周囲にある副鼻腔という空間に粘液が溜まり、炎症を起こした状態で、痛みを伴う場合も多いです。
鼻中隔弯曲症(鼻の骨のゆがみ)がある人は、鼻の構造上、副鼻腔炎を起こしやすくなります。
副鼻腔炎(蓄膿症)の主な症状
・頭痛
・顔が痛い
・顔が重い
などです。
子供の場合、頭痛を訴えるので調べて見ると、副鼻腔炎になっていることも多いです。
また、上の歯にできた虫歯から感染し、慢性副鼻腔炎を引き起こすことがあります。
副鼻腔炎(蓄膿症)の予防方法
炎症をしずめてあげるのと同時に、鼻腔内をきれいな状態で保つことで、副鼻腔に溜まった粘液も排出されやすくなります。
副鼻腔炎(蓄膿症)へのアスピレーターM20の使用方法
副鼻腔炎には、重曹食塩水で行うアスピレーターM20を使った鼻洗浄がオススメです。
重曹には、抗炎症作用も、抗菌作用もあるので、重曹食塩水を使った鼻洗浄をオススメします。
アスピレーターM20を使った鼻洗浄について、詳しくは「お子さんでもできる鼻洗浄」をご覧下さい。
お子さんでもできる鼻洗浄鼻炎・アレルギー性鼻炎・花粉症・血管運動性鼻炎
鼻炎とは、風邪ではないのにくしゃみや鼻水、鼻づまり等の症状が起きることです。
アレルギーの原因物質(ダニ、埃など)が原因の場合は、アレルギー性鼻炎。
花粉が原因の場合は花粉症と呼ばれます。
血管運動性鼻炎は、朝晩の気温差やストレスなど、わずかな刺激にも過敏に鼻の粘膜が反応して、鼻づまり、鼻水、くしゃみが続くことがあります。原因は明らかになっていません。
全ての鼻炎は、杉花粉やダニ、その方特有刺激物質などの反応する物質が体に入ると、体は排除しようとしてヒスタミンなどの伝達物質を出します。この時に出るヒスタミンによって鼻粘膜の知覚神経が刺激されてくしゃみが出ます。
このように、鼻粘膜が炎症を起こし、くしゃみや鼻水となるのが、鼻炎の原因です。
鼻炎へのアスピレーターM20の使用方法
鼻腔内から反応する物質を排除することですっきりするので、鼻炎には、重曹食塩水で行うアスピレーターM20を使った鼻洗浄がオススメです。
重曹には抗炎症作用も、抗菌作用もあるので、重曹食塩水を使った鼻洗浄をオススメします。
アスピレーターM20を使った鼻洗浄について、詳しくは「お子さんでもできる鼻洗浄」をご覧下さい。
お子さんでもできる鼻洗浄後鼻漏(鼻水が喉に落ちる症状)
後鼻漏(こうびろう)とは、鼻水が外ではなく喉に流れてくる症状を言います。
喉に流れた鼻水が原因で、咳が出たり、夜、眠れなくなることもあります。
原因となる鼻水を解消することが一番の治療法です。
後鼻漏へのアスピレーターM20の使用方法
後鼻漏には、重曹食塩水で行う、アスピレーターM20を使った鼻洗浄がオススメです。
アスピレーターM20を使った鼻洗浄は、重曹食塩水が、片方の鼻からもう一方の鼻にぐるっと回るので、奥に溜まった鼻もすっきり取れます。そのため、鼻水が喉に落ちにくくなります。
重曹には抗炎症作用も、抗菌作用もあるので、重曹食塩水を使った鼻洗浄をオススメします。
アスピレーターM20を使った鼻洗浄について、詳しくは「お子さんでもできる鼻洗浄」をご覧下さい。
お子さんでもできる鼻洗浄